ベッカライディシュトラーセ：麦わらぼうしの会

都内での修行を経て、2005年、生まれ故郷である栃木県鹿沼市にベッカライディシュトラーセを開業。

本格的なドイツパンが人気で、カスタードクリーム、つぶあんなどのフィリングは店内で全て手作りするなどこだわりの強いパン屋さんです。

店内はどこかドイツの田舎町を感じさせ、温かみのある雰囲気です。

素材の味を大切にし、安全・安心と美味しいパン作りをモットーに、地域に愛されているお店です。

国産小麦は、生産地・生産者・製粉業者などのトレーサビリティがある程度わかるだけでなく、地域農業の状況・考え方や行政の取り組み・こだわりなどの生産地の環境がはっきりしているので、お客様に自信を持って提供する事が出来ます。

また、安心・安全だけでなく、香味や食味・食感にも優れていて、美味しいパンになります。当店ではドイツ産のライ麦を使用していますが、小麦については国産だけを使用しています。

麦わらぼうしの会で行っている、消費者に知ってもらうための取り組みや説明はとても重要だと思います。

国産小麦の安心・安全や美味しさを求めていてもどこで買えるのか分らない、という人がまだまだ多いようで、当店では遠方からもお越し頂いており、お客さまも多く、「こういったパンを探していた！」という声を頂いています。

今後、様々なメディアを活用して一層のＰＲに努めると共に、お客様は買えて嬉しい、お店は買って頂いて嬉しい、ＷＩＮ！ＷＩＮ！の関係を築いて欲しいと思っています。

素材については、小麦粉に限らず出来る限り国産を使う様にしています。

食品添加物についても無添加の物か極力少ないものを選択する様にしています。

健康に不安のある素材（添加物やトランス脂肪酸など知り得たもの）は、自分で食べたくないので、お客様の為にも使用していません。

このような点を重視した素材を、その素材の持つ良さを活かせる様にシンプルなパン作りを心掛けています。

世の中には安さを追求した商品もたくさんありますが、当店では安全であることや美味しい事を追求したいと考えています。

それでも、原料調達におけるコストの削減は、お客様の為にも経営上でも大切なことだと思います。

ただし、安かろう悪かろうというような粗雑な原料ではない、究極ではなくても、二番、三番でも、自分の舌で確かめた本当に良いものを、出来るだけ安価に入手して使用出来るように努めています。

食は、人の体を作る為の大切な材料です。

毎日、口にするものが体に取り込まれると考えて、より身体に良い商品を提供できるよう、日々仕事に取り組んでいます。